→ English Version 大地の芸術祭の総合ディレクター、北川フラムさんは、長い間、現代美術の活動に止まらず、音楽、出版、など多岐にわたる活動をして来た方。他の芸術祭ディレクターとのバックボーンの広さの違いが、この芸術祭の特徴になっていますが、その一つが、子供の視点。絵本に関わり、子供とアートをつないだ...
→ English Version 第9回目の大地の芸術祭。第1回より24年経ったことが感慨深い。 地元で芸術祭の会期を知らせる電光掲示板。 計画策定に関わり、芸術祭にも建築で参加し、この30年近く、繰り返し訪れていると、アートの変遷だけでなく、場の変化にも敏感になります。今年は、その変化量が急に大きくなった感じ...
弘前ねぷたは、闇に浮かぶ扇型の山車が優しく幻想的な雰囲気。ただし、弘前ねぷたの楽しみは、夜の本番だけではもったいない。出発前、弘前公園の回りは、ねぷたで埋め尽くされ、世代を超えた老若男女のコミュニケーションが垣間見えて楽しい。ねぷたの背景が凝縮されて現れたこの時間と空間が、弘前ねぷたの真髄。 In Hiroski Ne...
8月の最初の一週間、青森の町は、ねぶた一色。コロナ禍前、会期中に訪れる観光客は300万人に、ねぶたに参加する組のメンバーが、大きな組では数百人という巨大なお祭り。訪れた2011年には、大企業や組織が主宰する大型ねぶたが22組、町内会や子供会、高校などが主宰する中規模、小規模なねぶたが19組でした。 During one...
「ハレ」の文化の、名古屋における極上の場所が、1910年開業の料亭「八勝館」。 The best place in Nagoya for the culture of Hare is the Japanese-style restaurant Hasshokan, which opened in 1910....
祭事は、コミュニティーのもっとも栄えていた時代の記憶であり記録。500人を割った伊吹島の人口からすると、過大に見える祭事の数々も、かつて4000人が住み、漁業の売上が最高40億円あった島の、もっとも勢いがあった時代を語り伝えるもの。 Traditional events are memories and records...
岩盤のため雨が滲み込まず、水の手に入らない伊吹島が産み出したのが、岩を穿ってつくった雨水を溜める「天水井戸」。飲料水から生活用水まで利用しました。 In Ibukijima island, the rain did not percolate and it is impossible to obtain natural...