ブエノスアイレスの近郊電車の北の終点ティーグレ。その先には、ラプラタ川のデルタが広がっています。

ラプラタ川のデルタには、ブエノスアイレス市民の別荘が点在しています。道路はなく、唯一の交通手段は船。ティーグレからのフェリーは、オンデマンドで別荘に立ち寄りながら、2時間掛けてラ・プラタ川本流まで行き、またティーグレに戻ります。その別荘群が語るのは、経済的問題からは見えないアルゼンチンの豊かさ、というか、格差社会の一方にある振れ幅の大きい豊かさの実態。
ティーグレで船待ちのため、レストランに入ったときのこと。店には、新聞を読みながら食事をするおじさんが一人。隣でちょっと話をしただけでしたが、会計しようとすると、店員が、あの方が支払われましたとおじさんを指しました。お礼を言うと、おじさんは、新聞から目を上げ、「Diviértase Argentina ! (アルゼンチンをお楽しみあれ!)」と一言。そして、また新聞を読み始めました。かっこいい!。一人旅の外国人と隣り合ったらやりたいのが、この日本版。ただし、条件は、そんなに高くないレストラン。だって、豊かな側のアルゼンチンには比ぶべくもない懐具合ですから。




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