モノレールが家々をつなぐ集落が、十家。

十家の真下の谷を走る国道のステーションから、細いレールが枝分かれし、各家へ続きます。モータリゼーションの到来で計画された道路は、農地を切り取られる農家の反対で実現しませんでした。代わりに導入されたのがモノレール。1戸用モノレールは、四国山地でよく見掛けますが、それが、ネットワークをつくっているのはここだけ。車両はふつうは台座だけですが、十家で、屋根付の優雅な車両も初めてみました。

私有地のため、探索は年に2回の十家ウォーキング。ただし、モノレールは住民専用のため、参加者は徒歩で山を回ります。モノレールに目が行きますが、車道で寸断されなかったため、踏み分け道のつなぐ昔からの集落構造が残ります。訪れた際の常住者は一人で、他は通いでの農作業。驚いたのは、途中で郵便配達と電力会社の職員とすれ違ったこと。彼らは、徒歩で、2、3時間掛けて郵便を届け、メーターをチェックするそうです。

近所の方に、自家用モノレールに載せてもらいましたが、スリリングで、遊園地に農業をしに行くような楽しさがありました。

1軒の農家では、斜面でお茶を育てていました。

森に隠れたお宅の前に、モノレールの車両が待機していました。

かつての十家の様子。

ご感想はこちらへ

写真の無断使用、転用はご遠慮下さい。/ Please do not use or upload our photos without permission.

おすすめの記事