ロンドンもパリも行ったことがありませんが、ブエノスアイレスへは3回。それでも行きたりないほどの魅力の世界都市。

アルゼンチンは、20世紀初め、小麦と、冷蔵船の登場による牛肉の輸出で、世界有数の富裕国となり、その富が向かったのが建築。辺境の地であり、先住民文化もコロニアル文化も成熟した場所ではなかったからか、ローカルな文化には関心は向かず、ヨーロッパ由来の新古典主義からアールヌーボー、アールデコ、合理主義建築で満たされます。ラインナップはヨーロッパ以上ですが、そこにヨーロッパにはない複雑な陰影が加わり、例えれば「ひび割れた鏡に映ったパリ」。パリに行っていないのに何ですけど。

ヨーロッパからの移民による、ヨーロッパからの移民のための、ヨーロッパからの移民の街が、ブエノスアイレス。憧れが富によって増殖し、ヨーロッパを超えましたが、ここはヨーロッパではないし、ヨーロッパにもなれない。その不在感が陰影の本質。それはある意味、南米に共通な基層で、逆説的なローカリティー。その極端な例のブエノスアイレスは、南米とヨーロッパを俯瞰する場所。

ラ・プラタ川とブエノスアイレス。間にあるのは、パレルモ公園と国内線専用のアエロパルケ空港。
ブエノスアイレスの創建400年を祝って、1936年につくられたオベリスク。高さ71.5m。無重力感がすばらしい。
https://goo.gl/maps/hhQcNxTW2T2jJeRx8
ブエノスアイレス市街の中心、大統領官邸前のマージョ広場に立つ彫像「5月のピラミッド」。1811年に遡る彫像で、アルゼンチンの独立の出発点を祝ってつくられた。ブエノスアイレスでもっとも古い国指定のモニュメント。ブエノスアイレスは、街を彩るモニュメントが豊かだが、その代表の一つ。
https://maps.app.goo.gl/2YzFSKd5ebGyeqjJ9

バローロ宮殿。建設当時南米でもっとも高い建築で、アールヌーボーの傑作。
https://goo.gl/maps/xKfthP4cYELWw6vw6
アールヌーボー様式でつくられたガレリア・グエーメス。建築はすばらしいが、現在は、繁華街の高級店エリアから庶民的エリアに変わってしまったせいか、店のラインナップは、建築に比べると庶民的でもったいない。
https://goo.gl/maps/HuXe8WLzrcKQp5C38
中心街にあるプレジデンテ・ロケ・サエンス・ペーニャ通り。このあたりには、銀行建築の傑作が多い。
https://goo.gl/maps/WaVZvepyWKZ3sM7i9
カバナ・ビル。合理主義建築の世界的な傑作。現在も高級アパートメント。
https://goo.gl/maps/ACYVbpzVf315tnu68
歴史的なカフェ、ラス・ビオレータス。中心街から遠い意外な場所にありますが、ブエノスアイレスの有閑マダムで大混雑。
https://goo.gl/maps/5dKqsAGu6AySyD4s5
アルゼンチンの国会議事堂。新古典主義建築。
https://goo.gl/maps/X33457EmsecJrZ6c6

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参考文献
Wikipedia

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